必要なもの |
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■ ML-40K ■ MLを吊るすレール ■ マグネット吊具 ■ AC100V電源 ■ PC接続ケーブル(ML-RF2USB) ■ PCアプリ(無料) |
作業手順
1.マグネット吊具を持ちワークまで近づける
![↓](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/arrow.png)
2.ワークに吊具を押し当てレバーを操作する
![↓](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/arrow.png)
2.ワークに吊具を押し当てレバーを操作する
ポイント ワークの重心に近い位置にマグネット吊具を取り付けるとその後の動作がスムーズです。
3.ボタンですぐにアシスト開始(バランス状態へ移行)
ポイント
ボタンを押した後にバランス完了のブザーが鳴ってから持ち上げるとその後の動作がスムーズです。
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
4.目的の位置まで両手でワークを搬送
5.ボタンでアシスト終了(待機状態へ移行)
6.吊具のレバーを操作しワークを解放
7.吊具が軽い力で昇降できるようになる
吊具について
■仕様
製品名 | マグネット吊具 |
---|---|
吊具重量 | 4 kg |
許容ワーク重量 | 100 kg(丸棒は50 kg) |
ワーク推奨厚み | 20 mm 以上(丸棒はφ50 ~ 100 mm) |
特徴 | 持ち手に引っ掛けるだけの簡単操作 ワークの磁力が弱い場合はレバーがONしないため安全 |
■外形寸法
ムーンリフタを設置する方法
こんな時は動きを設定しましょう!
アンクランプ時のムーンリフタのボタン操作をなくしたい
持ち上げる際に
ボタンを押してからバランス状態へ移行するまでの速度をもっと早くしたい
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
ワークを置く際に
ボタンを押してから吊具が外せるようになるまでの速度をもっと早くしたい
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
アンクランプをもっと早くしたい
バランス昇降中、手を離した瞬間にワークが止まって欲しい
リモコンでの昇降速度を変更したい
待機時(アシストをしていない状態)に吊具が自動で巻き上がらず、ワークが掴みやすくなるようにしたい
待機時、バランス状態、リモコン操作時それぞれの移動距離を制限したい
天井が高く吊具を降ろすのが大変
吊具で掴んだ後、
ボタンを押すと所定の高さまで自動で移動して欲しい
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
バランス状態へ移行した際にワーク重量が従来より軽く、ワークが勝手に持ち上がってしまった際に止まる設定にしたい
消費電力を抑えたい
アプリケーションの設定方法
PCアプリにて下記設定に変更すると、このアプリケーションノートと同じ動きを実現できます。
番号 | 名称 | 変更内容 |
---|---|---|
0025 | 風袋 | マグネット吊具の重量を登録してください。 |
00b1 | バランス荷重 | ワークの重量を登録してください。 |
00c4 | 待機中BALANCE | 『定量アシスト』に変更されます。 |
00c8 | バランス中BALANCE(1) | 『アシストOFF』に変更されます。 |
ML-RF2USBを接続したパソコンでPCソフトを開き
設定したいムーンリフタと無線接続後、アプリケーションノートタブを選択し
MAG-H00C
とご入力ください。上記設定が自動で反映されます。
設定したいムーンリフタと無線接続後、アプリケーションノートタブを選択し
MAG-H00C
とご入力ください。上記設定が自動で反映されます。
さらに使い勝手を良くする設定
設定を変更した際は「書き込み」後、「本体に保存」ボタンを押してください。
本体に保存しなかった場合は、電源再投入時に元の設定に戻ってしまいます。
本体に保存しなかった場合は、電源再投入時に元の設定に戻ってしまいます。
![点線](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/APPNOTE_line.png)
アンクランプ時のムーンリフタのボタン操作をなくしたい場合
ワークを目的の位置に置いた後、マグネット吊具のレバー操作を行えば、ムーンリフタが自動でアシストを終了します。
バランス時に20 kg 以上の力でワークを勢いよく持ち上げようとするとアシストがなくなりゆっくり下降してしまうためご注意ください。
「006a 脱落検知時動作」を『アシストOFF』に変更してください。
アンクランプ時以外にアシストOFFしてしまった際にゆっくり下降してしまいますが、その距離を制限したい場合は下記も設定してください。
「00d6 アシストOFF巻き下ろし距離リミット」を『100』程度に設定することをお勧めします。
バランス時に20 kg 以上の力でワークを勢いよく持ち上げようとするとアシストがなくなりゆっくり下降してしまうためご注意ください。
「006a 脱落検知時動作」を『アシストOFF』に変更してください。
アンクランプ時以外にアシストOFFしてしまった際にゆっくり下降してしまいますが、その距離を制限したい場合は下記も設定してください。
「00d6 アシストOFF巻き下ろし距離リミット」を『100』程度に設定することをお勧めします。
持ち上げる際に
ボタンを押してからバランス状態へ移行するまでの速度をもっと早くしたい場合
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
「01a3 慣性補償係数」を『2』もしくは『1.5』に変更してください。
ただし使用中吊るしたワークが振動してしまう場合は『1』に戻してください。
また「0041 トルクゲイン・荷重」をワークが振動しない範囲で大きな値に変更するのも有効です。
ただし使用中吊るしたワークが振動してしまう場合は『1』に戻してください。
また「0041 トルクゲイン・荷重」をワークが振動しない範囲で大きな値に変更するのも有効です。
ワークを置く際に
ボタンを押してから吊具が外せるようになるまでの速度をもっと早くしたい場合
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
「00d1 アシストON増加レート」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシスト荷重を1秒間に何kgずつ増やしていくかを設定します。
「00d3 アシストON 巻き上げ速度」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシストON時の巻き上げ速度の制限値です。
アシスト荷重を1秒間に何kgずつ増やしていくかを設定します。
「00d3 アシストON 巻き上げ速度」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシストON時の巻き上げ速度の制限値です。
アンクランプをもっと早くしたい場合
「00d2 アシストOFF減衰レート」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシスト荷重を1秒間に何kgずつ減らすかを設定します。
「00d4 アシストOFF 巻き下ろし速度」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシストOFF時の巻き下ろし速度の制限値です。
アシスト荷重を1秒間に何kgずつ減らすかを設定します。
「00d4 アシストOFF 巻き下ろし速度」を少しずつ大きな値に変更してください。
アシストOFF時の巻き下ろし速度の制限値です。
バランス昇降中、手を離した瞬間にワークが止まって欲しい場合
慣性をキャンセルしすぐにワークが止まるため安全に搬送が行える設定です。
「01ab 急制動判定荷重」を『-0.5』に設定してください。
動きがイメージと異なり元の動きに戻したい場合は『0.5』に設定してください。
「01ab 急制動判定荷重」を『-0.5』に設定してください。
動きがイメージと異なり元の動きに戻したい場合は『0.5』に設定してください。
リモコンでの昇降速度を変更したい場合
「0081 手動巻き上げ速度」、「0082 手動巻き下ろし速度」、
「0083 手動巻き上げ加速度」、「0084 手動巻き下ろし加速度」
を調整してください。
「0083 手動巻き上げ加速度」、「0084 手動巻き下ろし加速度」
を調整してください。
待機時(アシストをしていない状態)に吊具が自動で巻き上がらず、ワークがクランプしやすくなる設定
「0052 ワークなし巻き上げ荷重」を『0』に変更してください。
待機中でもフックが自動で上がらなくなります。
その場合は「01ad 急制動判定荷重」を『-0.5』にするのもお勧めです。
その際はバランス中の挙動も変わるため、動作を確認後、お好みで設定してください。
元の動きに戻したい場合は『0.5』に設定してください。
待機中でもフックが自動で上がらなくなります。
その場合は「01ad 急制動判定荷重」を『-0.5』にするのもお勧めです。
その際はバランス中の挙動も変わるため、動作を確認後、お好みで設定してください。
元の動きに戻したい場合は『0.5』に設定してください。
待機時、バランス状態、リモコン操作時それぞれの移動距離を制限したい場合
リミット付近では減速するため、床に近づくと自動で減速させたい場合などにも有効です。
待機中の巻き取りリミットは
「0095 ワークなし巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
待機中の繰り出しリミットは
「0096 ワークなし繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
バランス中の巻き取りリミットは
「0097 バランス時巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
バランス中の繰り出しリミットは
「0098 バランス時繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
リモコン操作時の巻き取りリミットは
「0091 巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
リモコン操作時の繰り出しリミットは
「0092 繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
リミットに入力する任意の値はチェーンの「繰り出し量」を参考に設定してください。
待機時のリミットとバランス時のリミットがリモコン操作時のリミットを超えている場合は設定が有効にならずリモコン操作時のリミットが適用されます。
待機中の巻き取りリミットは
「0095 ワークなし巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
待機中の繰り出しリミットは
「0096 ワークなし繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
バランス中の巻き取りリミットは
「0097 バランス時巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
バランス中の繰り出しリミットは
「0098 バランス時繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
リモコン操作時の巻き取りリミットは
「0091 巻き取りリミット」を任意の値に変更してください。
リモコン操作時の繰り出しリミットは
「0092 繰り出しリミット」を任意の値に変更してください。
リミットに入力する任意の値はチェーンの「繰り出し量」を参考に設定してください。
待機時のリミットとバランス時のリミットがリモコン操作時のリミットを超えている場合は設定が有効にならずリモコン操作時のリミットが適用されます。
天井が高く吊具を降ろすのが大変な場合
「00c4 待機中BALANCE」を『定位置移動B』に変更してください。
「0131 目標位置B」に吊具が手で届くチェーンの繰り出し量を登録してください。
移動速度が速い(遅い)場合は「0132 昇降速度B」で変更できます。
待機状態で
ボタンを押すと設定位置まで吊具が自動で下がってきます。
「0131 目標位置B」に吊具が手で届くチェーンの繰り出し量を登録してください。
移動速度が速い(遅い)場合は「0132 昇降速度B」で変更できます。
待機状態で
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
吊具で掴んだ後、
ボタンを押すと所定の高さまで自動で移動して欲しい場合
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
「00c4 待機中UP」を『定幅上昇』に変更してください。
ボタンを押した際に「00a1 定幅上昇距離」に設定した距離分ワークが浮き上がります。
ワークが床から完全に浮く距離を設定してください。
移動が速い(遅い)場合は「00a2 定幅上昇速度」、「00a3 定幅上昇加速度」を調整してください。
「00e5 定幅上昇後」を「定位置移動A」に変更してください。
「0121 目標位置A」に自動で移動させたい繰り出し量を設定してください。
「0125 到達後動作A」で移動後の状態をホールドにするかバランスにするかを選択できます。
移動速度が速い(遅い)場合は「0122 昇降速度A」で変更できます。
待機状態で
ボタンを押すと設定位置までチェーンが自動で巻き上がります。
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
ワークが床から完全に浮く距離を設定してください。
移動が速い(遅い)場合は「00a2 定幅上昇速度」、「00a3 定幅上昇加速度」を調整してください。
「00e5 定幅上昇後」を「定位置移動A」に変更してください。
「0121 目標位置A」に自動で移動させたい繰り出し量を設定してください。
「0125 到達後動作A」で移動後の状態をホールドにするかバランスにするかを選択できます。
移動速度が速い(遅い)場合は「0122 昇降速度A」で変更できます。
待機状態で
![バランス](https://www.robotec.tokyo/wp-content/themes/keni70_wp_corp_green_201703291807/images/ML-APP/ML-remocon01.png)
バランス状態へ移行した際にワーク重量が従来より軽く、ワークが勝手に持ち上がってしまった際に止まる設定にしたい場合
「00d5 アシストON 巻き上げ距離リミット」に設定した距離分ワークが持ち上がってもムーンリフタにかかる重量が「00d1 バランス荷重」に設定した重量に到達しなかった場合にその高さで止まります。その際に「01d3 アシストON到達後動作」で設定した動作を行います。
消費電力を抑えたい場合
「0211 待機時エコブレーキ」を『有効』にし、「0212 待機時エコブレーキ時間」に任意の秒数を設定してください。
設定秒数経過後エコブレーキ状態に切り替わります。
エコブレーキ状態はそのまま動かすと自動で解除されます。
同様に「0215 バランス時エコブレーキ」と「0216 バランス時エコブレーキ」も設定してください。
設定秒数経過後エコブレーキ状態に切り替わります。
エコブレーキ状態はそのまま動かすと自動で解除されます。
同様に「0215 バランス時エコブレーキ」と「0216 バランス時エコブレーキ」も設定してください。